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睡眠

ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)について

ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)について
2021年5月26日
Nobiアプリで活用しているソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)についてご説明します。

ソーシャルジェットラグとは(社会的時差ぼけ)

ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)は、ドイツの時間生物学博士Till Roenneberg(ティル・ロネンバーグ)によって提唱された概念です。
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enstem社で調査を行うと、平日と休日を比較することがほとんどでした。
しかし、職種によっては休日がバラバラになってしまうため、Nobiでは過去7日でずれが大きい2日とその他の5日のずれを比較することで、ソーシャルジェットラグ時間を算出しています。

ソーシャルジェットラグは社会経済敵損失が15兆円?

ソーシャル・ジェットラグや睡眠不足などの問題が心身に与える 影響、社会経済的影響は非常に大きいです。
2016年に米ランド研究所が睡眠問題による社会経済的損失額を発表したが、それによると日本の損失額は約15兆円と見積もられたという文献がありました。
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どれくらいのソーシャルジェットラグが発生すると良くないか

60分以上発生している時は、注意が必要になります。
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また、120分以上発生している状態は、さらに要注意状態になります。
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次の章で、発生しているとどのようなことが自分に起こる可能性があるかを紹介します。

ソーシャルジェットラグが多く発生した場合

ソーシャルジェットラグを算出し、そのずれの時間が多いと身体的に良くないことが発生するという研究が複数あります。

認知機能に影響、成績低下

「いつも勉強を頑張っているから、休日くらいは好きなだけ寝かせてあげたい」。そんな親心も、良い結果につながらなさそうです。
ソーシャル・ジェットラグ時間が長い学生ほど、講義を受けたあとに受ける習熟度テストの成績が悪いという関連がみられました。
この他にも、体内時計のリズムに合わせて眠ることが日々のパフォーマンスにどれだけ影響を及ぼすのか、詳細に調べた報告もあります。
適切な時間帯から約1時間ずれて眠ることで、就寝前と起床後のどちらのテストの成績も有意に悪くなることが示されたのです。
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起床 困難、眠気、集中力低下、食欲減退

週末のわずか 2 日間の寝だめにより 30 分 ~ 45 分の概日リズムの位相後退が容易に生じ、 リズム周期が長い場合にはより大きくなる。
また、寝だめにより翌晩の生理的な眠気も大幅に 削がれてしまう。
結果的に、平日の前半に起床 困難、眠気、集中力低下、食欲減退をはじめと する心身の不調を生じる。
これらが夜型の社会 的ジェットラグの典型的な症状である。
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